Well-being
Well（よい）とBeing（状態）
ウェルビーイング（Well-being）は、個人やコミュニティの総合的な健康と幸福感を指す用語です。単なる身体の健康だけでなく、精神的な健康や社会的なつながり、経済的な状態など、さまざまな側面を包括します。ウェルビーイングは、生活の質や個々の幸福感を向上させることを目指す総合的な概念です。オフィスにおいてウェルビーイングの向上に取り組むという事は、社員の方々が心身共に健康で、社会的に満足して働ける環境を目指すという事になります。SDGsの目標3･目標8はウェルビーイングを指しており、世界的な価値観の基準ともなっております。
ウェルビーイングな空間を目指すために、光が重要な要素となり、オフィスの人工照明が人間の体内のリズムを崩しているといわれております。その中で現在「サーカディアンリズム」が注目されております。
ーサーカディアンリズム(概日リズム)ー
朝日が昇れば目が覚め、日中は活発に活動し、夕方になると一日の終わりを感じリラックスし暗くなれば眠る。
これがおおよそ（サーカ）の一日（ディアン）リズムなのです。
しかし人工照明により、このリズムが崩れてきています。
要因として夜遅くに明るい照明を浴びるなどが挙げられますが、実は日中の照度不足も原因の一つとなっています。
ー人間が人工照明を使い始めてから、わずか140年ー
人の誕生から現在までを24時間とすると、人工光の発明はわずか1.6秒前
その事からも人はまだ人工照明になれておらず、自然光（太陽や月）と
人間の生活リズムには密接な関係があります。
ー照明環境によって太りやすくなる？ー
最近の研究結果により、日中に1000lx以上の光を長時間浴びるとメラトニンが増えることがわかりました。
このメラトニン、非常に大事なホルモンなのです。
- メラトニンの効果
- 睡眠を安定させる
- 体内時計お調整を行う
- 分泌される時間は午後9時から翌日の午前9時まで
- ピークタイムは午前2時から3時の1時間
ー夜間、部屋を明るくしていると肥満リスクが高くなるー
不適切な光暴露…健康問題
メラトニン分泌量の減少⇒うつ症状、認知機能低下、夜間頻尿、糖尿病、高血圧、全身性炎症、筋力低下と関連
夜間光暴露の増加⇒うつ症状、肥満症、睡眠障害、糖尿病、脂質異常症、高血圧、動脈硬化と関連
照明でサーカディアンリズムを再現します
自然のリズムに合わせた照明制御
1800K～12000Kまでの幅広い色温度で自然な光環境の再現が可能となりました。（従来器具は3000K～5000K）
モノの見え方も光の色も自然に
ベース照明で太陽の光5200K、間接光で空の色を演出するなど、光の組み合わせによって、時間の流れや空間の奥行などダイナミックな自然の光環境を再現することが出来ます。
また1800Kよりもさらに青色光の少ない『囲炉裏』は調光率を1％まで下げて夜間の明かりとして使用することもできます。
サーカディアンリズム照明によるメリット
体のリズムを整える
日の出の淡いオレンジ色、青空の抜けるような白さ、まるでろうそくの炎のような夕日のオレンジ色。
これらすべてを照明で再現し、人間本来のリズムを整え健康的な生活を取り戻します。
生産性を高める
朝と夕方では疲れ方も異なります。人のコンディションは一日の時間帯の中で絶えず変化しています。
活発な活動を促す光、リラックスできる光。
自然のリズムに合わせることにより集中力と生産性を高めます。
働き方改革が求められる中、照明の色で帰宅を促すこともできます。
建物の価値の向上
従来のLED化による省エネから一歩進んだ照明。
細かな制御を行うことにより通常のLED化よりさらに最大78％の電気代削減を達成。
ワーカーを大切にする照明で建物自体の価値も向上します。
最後のまとめ
いかがでしょうか？
照明で健康をサポートしたり、リラックス出来たり、仕事がはかどったり…
LEDならではの照明制御で可能性が無限大に広がります。
『働き方改革』、『ワークライフバランス』などに加わり『ウェルビーイング』『サーカディアンリズム』など私たちの生活は確実に人間本来の持っているリズムを取り戻そうとしています。
私たち株式会社ユニティは照明専門商社として、皆様のご健康に光の環境改善コーディネートをご提案いたします。
お問い合わせフォーム よりご連絡をお待ちしております。